前回に引き続きカルヴァドス!
カルヴァドスについてはこちらをごらんください。
カルヴァドス!りんごのブランデーは秋にぴったりの蒸留酒!【ブログDEゴザル】
今回は老舗コニャックブランドとそのラインナップを徹底解説です!
目次
シャトー ド ブルイユ CHATEAU DU BREUIL
カルヴァドス産地で最も良いとされるペイドージュ地区で作られるカルヴァドスです。
ラベルにも描かれているシャトー(城)は重要文化財級であり、長い歴史を感じさせる荘厳な建物です。
シャトードブルイユは昔ながらの製法を守り、選び抜いたオーク樽に入れて熟成させています。
シャトードブルイユ フィーヌ・カルバドス
リンゴのフルーティーさとペイドージュのボディの豊さを併せ持つ同社のベーシックなラインです。青りんごやミントを思わせる爽やかな口当たりには親しみやすさがありながら、出由緒正しいカルバドスメーカーとしての品格も感じられます。
ストレートはもちろん、カクテルベースにしても存在感を発揮します。
シャトードブルイユ 15年
15年は長年愛されてきた同社の看板ともいえるカルヴァドスです。
コクのある深い味わいとフレッシュなリンゴの瑞々しさがあり、その複雑な味わいは多くの人を虜にしています。
シャトードブルイユ ポモー・ド・ノルマンディー
カルヴァドスからは少し逸れますが、「ポモー・ド・ノルマンディー」もおすすめの一つです。
こちらはブランデーにジュースを加えた「ヴァン・ド・リクール」の一種です。
カルヴァドスにリンゴジュースを加えたものが「ポモー・ド・ノルマンディー」になります。
カルヴァドスの熟成感に、りんごジュースのフレッシュな香りが楽しく、冷やして頂くのがおすすめです。
度数も17度と低く、高度数が苦手な方でも楽しめるドリンクになっています。
クリスチャンドルーアン CHRISTIAN DROUIN
ペイドージュ地区の中でも、北部のフィエフ・サンタンヌ地区に自社リンゴを所有し、りんご造りからブレンディングまですべて自社で行っています。
このフィエフ・サンタンヌの土地を保有したのは1960年であり、歴史の深さがあらわれています。3代にわたってカルヴァドス造りに励んでおり、家族経営で伝統的な製法が守られています。
またヴィンテージカルヴァドスの保有量としても最大規模であり、意欲的なリリースもカルヴァドスファンには嬉しいメーカーです。
クリスチャン・ドルーアン VSOP
5年~14年熟成のペイドージュ。若い原酒も含まれているため、フレッシュな香りが楽しめるカルヴァドスです。熟したリンゴ、バニラやシナモンなどの香りが魅力的です。
クリスチャン・ドルーアン XO
こちらは8年~15年熟成した原酒のブレンドです。
やわらかな口当たりと重厚なアロマを併せもち、そのバランス感がすばらしい1本です。
クリスチャン・ドルーアン オーダージュ
15年以上の熟成のみを用いた重厚なカルヴァドスです。木やスパイス、花の香りを持つこの1本は、重厚さの中に柔らかさも光る傑作です。
クリスチャンドルーアン ポム・プリゾニエール
一目みたら忘れらないポム・プリゾニエール
瓶の中でリンゴを育てており、そのまま瓶詰されています。
「ポム・プリゾニエール」の意味は檻の中のりんご
プレゼントなどに喜ばれるボトルです。
クリスチャン・ドルーアン 「ル・ジン」
こちらはカルヴァドスではなくてジンですが、近年のクリスチャンドルーアンの中でも注目度の高いボトルです。長年のカルヴァドス造りの経験と知識から作られるジンはりんごをベースとして香り高いボタニカルを加えた華やかなジンです。
ファンも多く、通常のル・ジン発売以降、カラミナ、ピラ、カルヴァドスカスクなどのラインナップも充実してきました。
アドリアンカミュ ADRIEN CAMUT
16世紀から自家栽培と自家蒸溜をしている老舗のカルヴァドスメーカーです。
小規模な家族経営で、妥協を許さない姿勢から生み出されるカルヴァドスはどのラインナップも高い評価を得ています。
カルヴァドスは洋ナシの使用も認めていますが、アドリアンカミュは洋ナシを使用せずすべて自家栽培のりんごのみを使用しています。
アドリアンカミュは熟成に伴って下記のラインナップになっています。
アドリアン・カミュ 6年
アドリアン・カミュ 12年
アドリアン・カミュ 18年 プリヴィレッジ
アドリアン・カミュ 25年 レゼルヴ・ド・セマインヴィーユ
アドリアン・カミュ 35年 レゼルヴ・ド・アドリアン
アドリアン・カミュ プレステージュ(40年~)
アドリアン・カミュ ラルーテ (50年~)
今回は老舗3ブランドをご紹介しました!
次回もカルヴァドスの魅力とたくさんのボトルをご紹介いたします。