マーテル コルドンブルー 高価買取致しました！

マーテル・コルドンブルー（Martell Cordon Bleu）を高価買取致しました！

マーテル・コルドンブルーの起源と歴史

マーテル・コルドンブルーは、フランスのコニャック地方で1715年に設立されたマーテル社（Maison Martell）によって1912年に初めて世に送り出されました。マーテル社は、ジャン・マーテル（Jean Martell）がコニャック地方で最高品質のブランデーを作ることを目指して創業した、世界最古のコニャックメゾンの一つです。300年以上の歴史を持つこのブランドは、品質へのこだわりと伝統を重んじる姿勢で知られています。

「コルドンブルー」という名前は、フランス語で「青いリボン」を意味し、聖霊騎士団（Ordre du Saint-Esprit）に授けられた最高の栄誉を象徴する青いリボンの勲章に由来します。この名前は、コニャックとしての卓越性と名誉を表現するのにふさわしい選択でした。エドゥアール・マーテル（Édouard Martell）によって創り出されたこのコニャックは、発売以来、愛好家や専門家の間で伝説的な存在として評価されてきました。2017年には「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ（ISC）」で金賞を受賞するなど、その品質は現代でも高く評価されています。

マーテル社の歴史は、コニャックの輸出をイギリスに広めたことから始まり、皇帝ナポレオンや英国王ジョージ5世の戴冠式の晩餐会、豪華客船クイーンメリー号の処女航海、さらにはオリエント急行や航空会社のファーストクラスで提供されるなど、華やかな場面で愛されてきました。この背景は、コルドンブルーが単なる飲料を超え、贅沢とエレガンスの象徴であることを物語っています。

製造プロセスと特徴

コニャック地方とボルドリ原酒

マーテル・コルドンブルーの特徴の一つは、コニャック地方の中でも特に希少価値が高いとされるボルドリ（Borderies）地区のブドウを主に使用している点です。コニャック地方は、フランス政府が定めた6つの地域（グランド・シャンパーニュ、プティット・シャンパーニュ、ボルドリ、ファン・ボア、ボン・ボア、オルディネール）に分かれていますが、ボルドリ地区は最も面積が狭く、生産されるブドウの量が限られています。マーテル社はこのボルドリ地区の約60％を所有しており、独自の原酒を豊富に使用できる強みを持っています。

ボルドリ地区のブドウから作られるオー・ド・ヴィー（eau-de-vie、蒸留酒）は、「すみれの花の香り」と形容される華やかで繊細なアロマと、まろやかで複雑な味わいが特徴です。この原酒は、コルドンブルーのエレガントで芳醇な味わいの基盤となっています。

蒸留と熟成

マーテル社のコニャック製造は、伝統的な手法にこだわっています。蒸留にはシャルドー式蒸留器（alambic charentais）を使用し、澱（おり）を残したまま2回蒸留することで、豊かな風味を保ちます。また、熟成には樹齢300年以上のオーク樽を使用し、特にコルドンブルーには30年以上熟成された原酒がブレンドされることもあります。この長期熟成により、深みのある味わいと滑らかな口当たりが生まれます。

ブレンドは、マーテル社のセラーマスターによる熟練の技術によって行われます。コルドンブルーには数十種類のオー・ド・ヴィーがブレンドされており、それぞれの原酒が調和することで、複雑かつバランスの取れた味わいが実現します。マーテル独自の「マーテルスタイル」は、ボルドリ原酒の華やかさと、緻密なブレンド技術によるエレガンスを特徴としています。

味わいと香り

マーテル・コルドンブルーは、「飲む香水」とも称されるほど、香りと味わいのバランスが優れています。以下にその特徴を詳述します。

香り

• フルーティーなアロマ：砂糖漬けのプラムやアップル、レーズンを思わせる甘く豊かな香りが中心。ボルドリ原酒由来の「すみれの花の香り」が、華やかでフローラルな印象を与えます。
• スパイスとナッツ：シナモンや八角、コーヒー、ナッツのような香ばしい香りが背景に感じられ、複雑さを加えます。
• ハーブと香木：ハーブティーや香木を思わせる爽やかで奥深い香りが、余韻として残ります。

味わい

• 滑らかでまろやか：口当たりは非常に滑らかで、アルコールの刺激が少なく、初心者から愛好家まで楽しめる。
• フルーティーさとスパイシーさ：レーズンや豆類の甘さに加え、チョコレートのような濃厚な甘みとスパイシーな余韻が広がります。
• 長い余韻：飲んだ後も香水のように華やかな余韻が続き、グラスに残る香りも楽しめます。この「空いてなお、グラスは香る」という特徴は、コルドンブルーの象徴です。

飲み方

コルドンブルーは多様な飲み方で楽しめます：

• ストレート：香りと味わいを最大限に楽しむには、常温でストレートが最適。グラスを温めて香りを引き立てるのも良い。
• ロック：冷やすことでフルーティーさが際立ち、軽やかな飲み口に。
• ハイボール：ソーダ割りは、ブランデーの甘さとエレガンスを保ちつつ、爽やかで飲みやすいスタイルに。強いお酒が苦手な人にもおすすめ。
• カクテル：コルドンブルーの華やかな香りは、カクテルベースとしても優秀で、特にクラシックなカクテルに深みを加えます。

マーテルの存在感

マーテル・コルドンブルーは、単なるコニャックを超えた文化的象徴です。豪華客船や高級列車、ファーストクラスのサービスで提供されるなど、贅沢なライフスタイルの一部として愛されてきました。また、映画や文学、メディア作品にも登場し、その青いラベルとツバメのロゴは高級感の象徴として認識されています。

コレクターアイテムとしての価値

旧ボトル、特にティンキャップやグリーンボトル、1960年代以前のものは希少価値が高く、定価の数倍で取引されることもあります。ボトルの状態、ラベル、箱の有無、輸入業者の記載などが価値に影響します。マーテル・コルドンブルーは「古ければ古いほど価値が高まる」とされ、コレクターの間で人気です。

マーテル・コルドンブルーの魅力

マーテル・コルドンブルーの魅力は、以下のようにまとめられます：

• 歴史と伝統：300年の歴史を持つマーテル社の技術と、1912年以来の伝説的な地位。
• ボルドリ原酒の独自性：希少なボルドリ地区のブドウを使用した、華やかでエレガントな味わい。
• 多様な楽しみ方：ストレート、ロック、ハイボール、カクテルと、幅広い飲み方で楽しめる。
• コレクターアイテム：旧ボトルの希少性と、時代を超えたデザインの美しさ。
• 文化的象徴：高級感とエレガンスを体現する、特別な場面での存在感。

まとめ

マーテル・コルドンブルーは、コニャックの頂点に立つ存在として、100年以上にわたり愛され続けています。その華やかな香りとまろやかな味わいは、ボルドリ原酒とマーテル社の伝統的な技術の結晶です。ストレートでじっくり味わうもよし、ハイボールでカジュアルに楽しむもよし、どんな場面でもそのエレガンスを発揮します。また、旧ボトルのコレクション価値や、歴史的背景が加わることで、単なる飲料を超えた存在感を持っています。

コニャック愛好家はもちろん、初めて高級ブランデーを試す人にもおすすめの一本です。マーテル・コルドンブルーは、飲む者に「アール・ド・ヴィーヴル」（人生を美しく豊かに彩る哲学）を感じさせ、特別な時間を演出してくれるでしょ

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