スプリングバンク 12年 カスクストレングスを高価買取致しました！

スプリングバンク

スプリングバンク（Springbank）は、スコットランドのキャンベルタウンに位置する蒸溜所で、1828年に創業したJ&Aミッチェル社が製造するシングルモルトスコッチウイスキーです。
キンタイア半島の小さな港町にあり、ウイスキー愛好家から「モルトの香水」と称されるほど香り高く、独特の個性を持つ銘柄として知られています。

現在、キャンベルタウン地域で稼働する蒸溜所はスプリングバンク、グレンスコシア、グレンガイルのわずか3つで、かつて30以上の蒸溜所が栄えたこの地域の伝統を守り続けています。スプリングバンク蒸溜所は、モルティングからボトリングまで全工程を自社敷地内で行う数少ない蒸溜所であり、伝統的なウイスキー製造を重視しています。

スプリングバンクは、軽くピートを焚き込んだ麦芽（12-15ppm）を使用し、独自の2.5回蒸溜法を採用。
この製法は、2回蒸溜と3回蒸溜の中間的なプロセスで、複雑でバランスの取れた味わいを生み出します。
味わいは、潮風の影響を受けた「塩辛い（Briny）」風味や、フルーティーさ、微妙なピートスモークが特徴。
蒸溜所は3つの異なるブランドを生産しており、スプリングバンク（軽いピート、2.5回蒸溜）、ロングロウ（強いピート、2回蒸溜）、ヘーゼルバーン（ノンピート、3回蒸溜）があります。これにより、多様な味わいを提供し、ウイスキーファンに愛されています。

独立資本を維持し、小規模生産にこだわる姿勢は、ウイスキーの品質と個性を保つ要因となっています。
しかし、近年は需要の高まりから品薄状態が続き、定価での入手が難しく、流通価格は高騰しています。例えば、10年物はかつて1万円以下だったものが、2024年時点で高値で取引されることもあります。この希少性は、伝統製法と少量生産にこだわる姿勢によるもので、ファンにとっては特別な存在です。
スプリングバンクは、キャンベルタウンモルトの誇りを体現し、ウイスキー文化における重要な地位を占めています。

スプリングバンク12年カスクストレングス

スプリングバンク12年カスクストレングスは、定期的に数量限定でリリースされる継続商品で、加水せずにボトリングされるため、原酒の持つ100％のポテンシャルを味わえるシングルモルトです。香りはバッチによって多様ですが、共通してピートスモーク、潮気、フルーティーさが特徴。フィニッシュは、潮風、塩キャラメル、柑橘ピールが長く続き、キャンベルタウンの海辺の影響を強く反映します。

このウイスキーは、加水しないカスクストレングスならではの濃厚でリッチな味わいが魅力。
バーボン樽由来のバニラやフルーツ、シェリー樽由来の甘いスパイスがバランスよく調和し、スプリングバンクの個性を最大限に引き出します。
かつて1万円前後だった価格は現在高騰し、入手困難なボトルとなっています。ウイスキー愛好家にとって特別な一本になっています！