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先日は『マッカラン 18年 旧 1975』を高価買取致しました。

 

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THE MACALLAN

マッカランは、正式名称を“ザ・マッカラン”とするスコッチウイスキーの銘柄です。

世界的に高級品として有名な銘柄で日本にも流通量が多いため、名前を聞いたことがあるという方も多いかと思います。

マッカラン蒸留所にて作られるシングルモルトウイスキーであり、格別な味わいは「シングルモルトのロールスロイス」の異名で呼ばれているほど。

マッカラン蒸留所は、スコットランドの中でもスペイサイド地方にあります。

スペイサイドのモルトは華やかで香り高くフルーティーなものが多いのが特徴であり、マッカランはまさしくスペイサイドモルトらしいゴージャスさを持っています。

 

 

そんなマッカラン蒸留所は1824年に政府に認定された蒸留所でもあり、とにかく歴史が長いです。

今でもその歴史は受け継がれており、さまざまな種類のボトルがリリースされています。

 

 

70年~80年に渡ってはシェリー樽が自家製樽へ移行されたり、蒸留所の蒸留器が増設されたことなど、マッカランのウイスキー造りにいろいろと変化が起きた時代となっています。

そのためヴィンテージによって味わいの差異があり、それぞれの個性の違いが楽しめる年代とも言えます。

 

最高品質の麦「ゴールデンプロミス種」

 

今回お買取りさせて頂いたのはマッカラン18年の1975年に蒸留されたもの。

この当時はまだまだゴールデンプロミス種がメインで使われていたはずです。

 

CobosocialのThe Golden Promise of Whiskyには、次のように書かれています。

「1994年以降、ザ・マッカランはゴールデンプロミスの使用量を減らし、1トン当たりのアルコール移行率が高い大麦を導入した。

 

2004年にはザ・マッカランの歴史の一つの転換点となる「ファインオーク」シリーズを発売。シェリーカスクは線として残りますが、ゴールデンプロミスは永遠に消えてしまったようです。

オプティックやチャリオットなどの次世代の大麦品種は、よりコスト効率が高いことが証明されているため、この結果は避けられません。

 

さまざまな感染症に対する耐性が高まり、悪天候にも耐えられるようになり、1トン当たりのアルコール移行率が高くなり、休眠期間も短くなりました(オプティックの6週間に対し、ゴールデンプロミスは2か月になります)。

 

上記のすべてが、農家と蒸留所の両方にとって生産コストの削減につながります。」

 

 

 

つまり、時代の中で最高品質と言われるゴールデンプロミス種の使用を減らさざる追えないことに。

上記のことから、マッカラン好きの中で常に話題に上がる「旧ボトルのマッカランは現行との違い」について簡単にまとめると「大麦品種」「酵母」「樽」がマッカランの味の変化に影響を与えたと推測できます。

そして1993年前後に一度目の方向性の転換があり、それらが12年ほど経過した2004年に市場に「新ラベル」またファインオークの追加という形で現れました。

私自身ただのウイスキーを飲むのが好きな素人でしかありませんが、書籍や文献を辿ってみると「あの頃は良かった」はただの感情論でしかないとは言い難く、実際に数多くの原因によって変化したのだといえます。

それが人によって、不味い、劣化と評価したり、むしろ今の方が飲みやすく感じる人もいるかもしれません。

 

ただはっきり言えることは当時と今のマッカランでは中身が異なるということです。