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先日は『シャトー・ムートン・ロートシルト1998』を高価買取致しました。

 

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二級から一級に格上げされた唯一のシャトー「シャトー・ムートン・ロートシルト」

1853年にイギリスの実業家ロスチャイルド(ロートシルト)家がシャトー・ブラン・ムートンを買収したことで誕生したシャトー・ムートン・ロートシルト。

メドックの格付けの中で、二級から一級に格上げされた唯一のシャトーです。

造られるワインは、カベルネ・ソーヴィニョンというブドウ品種を主体とした、ボルドーらしいタンニン(渋み)豊かなフルボディで、重厚な味わいが特徴。

また、数十年の熟成に耐えるポテンシャルを秘め、その味わいはパワフルなものから角の取れた妖艶なものへと変化し、ワイン愛好家たちの心を掴んで離しません。

 

 

シャトー・ムートン・ロートシルトは、シャトー自体がボルドー随一の観光名所。

ブドウとワインをテーマにしたコレクションを収蔵するワインミュージアムをはじめ、千ものオーク樽が並ぶ巨大な熟成庫や貯蔵庫などが見学できます。

ミロやピカソ、シャガールといった著名なアーティストが描いた歴代のアートラベルも展示され、見ごたえ十分。

もちろん、ワインの試飲もできるとのこと。ワインとアートが融合したシャトーは、ぜひとも訪れてみたい場所です。

 

ムートンと言えば、ラベルデザイン!

シャトー・ムートン・ロートシルトの特徴のひとつに、その美しく芸術的なラベルがあります。

1946年以降、その時代を代表する芸術家サルバドール・ダリやマルク・シャガール、パブロ・ピカソやアンディー・ウォーホールなど、名だたる巨匠がそのラベルを彩ってきました。

そのラベルは毎年違う芸術家によって描かれるため、世界中のコレクターを魅了し続けるとともに、ムートン・ロートシルトのブランド価値を高めています。

ムートン・ロートシルトのラベルを日本人で初めて飾ったのは、パリ在住の洋画家である堂本尚郎氏です。

「ムートン」とはフランス語で羊を意味するので、日本が未(ひつじ)年にあたる1979年のラベルを製作を担当しました。

なお、ラベル製作者には、その報酬がムートンのワインで支払われているということです。

 

1998年のエチケットに選ばれたのはルフィーノ・タマヨ

20世紀でメキシコを代表するアーティストのひとりです。

1998年のラベルについてはタマヨの家族が選んだ作品「ブリンディス(スペイン語で祝杯を意味する)」が贈られた。

乾杯の音頭をとるひとりの男。赤く燃える太陽の下でタマヨはこの平凡かつ庶民的儀式を欲望を原型のままとらえた衝撃的アレゴリーへと変貌させました。

 

1998ヴィンテージの出来は?

この1998ヴィンテージの出来をワイン評論家は以下のように語っております。

以下抜粋。

「1998年さんは100点満点の1986年以降で最も偉大なワインとして登場し、1986年産の出来をいくらかしのばせるものとなり、目を見張るほどの中身が詰まっている。光を通さないほど濃い黒から紫色をしており、瓶詰してからさらに器量や豊かさ、大きさが増している。きわめて力強い、超絶望的な凝縮感のあるワインで、ローストしたエスプレッソ、カシスのリキュール酒、煙、新品の鞍革、黒鉛の趣が感じられる。口に含むと重々しく。凝縮感は畏敬の念を抱くほどだ。口の中がカラカラになるほどのタンニンがあり、口の中がいっぱいになるような風味の特徴は相当に強く離れない。これまた50年もののCH.Mouton Rothschildで、熟成に忍耐が必要となるはずだ。」と。

 

五大シャトーの中でも毎年著名な芸術家がデザインを担当するシャトームートンロートシルト。

ワインがお好きな方へのプレゼントはもちろん、コレクター心をくすぐる一品でおすすめです。ヴィンテージが被ってしまったなど、ご相談下さい。