エドワード・ホイヤー・ウォッチ(現在:タグホイヤー)は1860年、スイスのサンティエミにてエドワード・ホイヤーによって設立、2020年に創業160周年を迎えた老舗の高級時計ブランドです。
当時、スポーツと時計に対して高い関心を抱いていた青年・ホイヤーは、時計産業で名高いスイスに工場を設立しました。
時計職人でもあったホイヤーは、中でもスポーツ計時に卓抜しており、スイス時計業界の中でも出色の存在でした。
1869年に特殊な竜頭(リュウズ)式の時計を開発して特許を取得、さらに1889年フランスのパリ万博では見事に銀賞を受賞。
そして約100年後、ホイヤー社はTAGグループと共同運営の会社となり、タグホイヤー(TAG HEUER)と改名します。
当時は低価格の時計が好調であったため、フォーミュラ1やアクアレーサーなどに力を注いでいました。
その後、時計作りを牽引していたETA(エタ)社がムーブメント供給を停止したためタグホイヤーは自社で開発をスタートします。
その中で完成した代表作が『キャリバー1887』です。
クラシックな雰囲気を醸し出しつつシンプルながら丁寧なデザインが多くの人に支持されました。
これを機にタグホイヤーを始めとする高級時計ブランドは自社開発をするようになります。
タグホイヤーでも『ホイヤー01』『ホイヤー02』が立て続けに誕生し、スポーティかつ機能性、視認性、実用性で多くのファンを獲得しました。