透き通る青い石、サファイア(sapphire)は、ダイヤモンドにつぐ硬さを持つ宝石で、和名は蒼玉、青玉です。
サファイアは、ラテン語で「青」を意味します。天空の色や地球の青色、宇宙の色として、もっとも神に近い宝石とされてきました。伝説によるとサファイアを身につけていたのは、全能の神ゼウスが敵対していたプロメテウスで、プロメテウスは人間のために天から火を盗んだ「カウカス山」でサファイアを採ったといわれています。
現在、サファイヤの持つブルーは男女ともに人気があります。サファイアの”宝石言葉”は、「誠実」「慈愛」「徳望」など。また、一途な想いを貫くという意味や、貞操を守り真実の愛を貫く力があるとされ、愛し合う二人のお守りとしても最適です。
濃紺や青紫色以外は「ファンシーカラーサファイア」とも呼ばれ、ファンシーカラーサファイアの中でもピンクがかったオレンジ色のものは「パパラチア」(蓮の花のつぼみの色の意)」と呼ばれます。また、サファイアの中には、光を当てると白い星型の光が現れるものがあり、これは「スターサファイア」と呼ばれています。