2001年に創業されたリシャール・ミル 。
有名時計ブランドの中では比較的新しい、けれど他とはまったく異なる存在感を放つブランドです。

創業者であるフランス人 リシャール・ミルは、フランスの名門モーブッサンなど、多くのラグジュアリーブランドでマネージャーを経験した人物です。
現在腕時計業界では、マニュファクチュアルという自社工房内で一貫して設計製造を行う手法が流行りですが、リシャールミルでは、自社のコンセプトに共感し、かつ実現してくれる専門家に外注。
これが大きな特徴の一つとなっています。

リシャール・ミル は創業わずか10年で飛躍的に成長し、世界を驚かせました。
2004年に超軽量型トゥールビヨン、2005年にスプリットセコンドトゥールビヨン、2011年には超薄型トゥールビヨン、さらに2017年には世界最軽量のスプリットセコンドトゥールビヨンなど、これまで不可能とされてきたありとあらゆることを実現可能にし、「時計界の異端児」としての地位を確立したのです。

リシャールミルの平均単価は1000万円を超えるほどです。
では、いったい、なぜこんなにも高価なのでしょうか?

その答えは、それぞれのモデルに合ったムーブメントを一から開発するなど、製造に莫大な手間とコストがかかっているためです。
そのため、年間に製造される数はごく僅か。それが高価である理由であり、その価値は誰もが認めるところです。

超高額な腕時計、リシャール・ミル。世界3大高級時計とはまた違うかたちでトップに位置するこのブランドをぜひ憶えておいてください。