ブルガリ、ティファニー、ヴァンクリーフ&アーペル、ハリーウィンストンと並んで世界五大ジュエラーとも称される、フランス屈指のブランド・カルティエ。
腕時計でも数々の名作を生み出しています。
世界中が魅了される理由は、ジュエリー技術と、自社で一貫して設計・製造を行うマニュファクチュアル方式の組み合わせによる高級感あふれる商品展開にあります。
また、カルティエの時計はよく女性用の時計と思われがちですが、元々は男性用として作られたものでした。
そのため、男女問わず楽しめるよう幅広いサイズ展開をしつつ中性的なモデルが多いという特徴があります。
カルティエの腕時計の歴史を語るうえで必要不可欠なのがある飛行家の存在です。
1904年、創業者ルイ・フランソワ・カルティエの孫にあたるルイ・カルティエは、友人である飛行家サントス・デュモンから相談を受けます。
それは、懐中時計が主流であった時代にあって「飛行中でも時間確認がしやすい時計を作ってくれ」というものでした。
そして誕生したのが「サントス・ウォッチ」です。
カルティエは世界で初めて、腕に巻き付けることを前提にデザインされた、まさに画期的な腕時計を発明しました。
カルティエの時計は総じて、普遍性と機能美、エレガントな魅力を兼ね備え、さらに芸術的価値を高めるための技が施されています。
100年以上の伝統、そして革新的な発想を持ち合わせた作品はこれからも世界中で愛され続けるに違いありません。