皆様、こんにちは!
お酒買取専門店DEゴザルです!
長く愛されているブレンデッドウイスキーを紐解いていくうえで「キーモルト」の存在は避けて通れません。
今回はブレンデッドウイスキーを「キーモルト」という観点から切り開いていきます。
目次
キーモルトとは?
ブレンデッドウイスーはさまざまなモルト原酒やグレーン原酒をブレンドしてつくられています。何十もの原酒を組み合わせるブレンデッドウイスキーも珍しくはありません。
スコットランドだけで考えても200程度の蒸留所があり、それらの組み合わせは無限大といえます。その中で一本のウイスキーとして完成させるためには、ブレンダーはありとあらゆる組み合わせの中から上質なものをブレンドしなければなりません。
その多大なブレンドの中で鍵を握るモルト。つまりウイスキーの方向性を決め個性を演出するのがキーモルトです。
モルトウイスキーはグレーンウイスキーに比べて個性が強く、それらをむずび合わせてバランスのとれた味にしなければなりません。
しかし、ただバランスよく美味しくなったとしても、そのボトルのカラーは少なくつまらないものになってしまいます。
モルトがもつ個性を最大限に生かしながらも調和させるのがブレンダーの手腕の見せ所です。
今回は人気のブレンデッドウイスキー5種のキーモルトを調べてみました。
定番ブレンデッドウイスキーのキーモルトをCHECK!
ジョニーウォーカー ブラックラベル
世界で最も飲まれているスコッチウイスキーとして知られているジョニーウォーカー。なんと180ヵ国以上の国で発売されているようです。そのなかでも「ブラックラベル12年」は看板商品です。
ブラックラベルに使用されるモルトは29種類の原酒が使われているようです。
そしてキーモルトを構成するのは以下の4蒸留所のモルトです。
・クライヌリッシュ(ハイランド)
・グレンキンチ―(ローランド)
・カーデュ(スペイサイド)
・カリラ(アイラ)
興味深いことに大量生産となるジョニーウォーカーであっても、受け継がれている明確なレシピはないということ。
ウイスキー製造にあたって原酒不足や蒸留所の閉鎖など変動していくさまざまな障壁があっても、当初の「ジョニーウォーカー」の味を再現、継承するべくブレンダーが柔軟に配合を変えているようです。
上記に記したキーモルトは絶対的なものではなくて、流動的なものかもしれませんが、その味は変わらずにいつもの「ジョニ黒」。ブレンダーの巧みさが光ります。
オールドパー 12年
岩倉具視使節団が日本に持ち帰ったウイスキーとして知られる「オールドパー」。
1873年に日本に持ち込まれたようで、非常に歴史のあるブレンデッドウイスキーです。
これまでの日本の政治家も愛飲していた歴史もあり、日本人にとってなじみ深いスコッチといえるかもしれません。
・クラガンモア(スペイサイド)
・グレンデュラン(スペイサイド)
クラガンモアの知名度は高くありませんが、シングルモルトの単体で飲んでも美味しく、すばらしいウイスキーです。繊細ながらも力強さもあり、ウイスキーマニアに高い評価を得ているモルトです。
一方のグレンデュランはどちらかというと明快な味で、シンプルなクラガンモアに深みを持たせます。
かつての日本においては高級なウイスキーの代名詞でしたが、最近は安価で入手できるようになりました。
バランタイン 17年
バランタイン17年は当時では革新的なブレンデッドウイスキーでした。長期熟成のブレンデッドウイスキーは1973年の発売当時は大変珍しく、注目を集めました。そしてそのクオリティーも非常に高く、瞬く間に世界的な地位を確固としました。
当初のレシピとして以下の「7本の柱」がバランタイン17年を長らく支えてきました。
・スキャパ
・プルトニー
・バルブレア
・グレンカダム
・グレンバーギー
・ミルトンダフ
・アードベッグ
現在では以下の4つのモルトがキーモルトとしてあげられています。
・スキャパ(アイランズ)
・ミルトンダフ(スペイサイド)
・グレンバーギー(スペイサイド)
・グレントファーズス(スペイサイド)
最初に広がるスキャパの華やかさ
ブレンドの基礎をつくるミルトンダフ
フルーティーでスウィートな香りを中核とするグレンバーギー
なめらかでナッティな余韻を伸ばすグレントファーズ
このような構成になっているようです。
シーバスリーガル
・グレンリベット(スペイサイド)
・ロングモーン(スペイサイド)
・ベンリアック(スペイサイド)
・ストラスアイラ(スペイサイド)
特筆すべきはストラスアイラでしょうか。
シーバスリーガルの華やかなアロマや爽やかでフルーティーな味わいはストラスアイラによるものが大きいとされています。
1950年にシーバスブラザーズが買収して以降、シーバスリーガルの主要なキーモルトであり「Home of Chivas」と言われています。
シーバスリーガルとストラスアイラは分けては考えられないほど、お互いにとって重要な存在です。
モンキーショルダー
人気急上昇のモンキーショルダー。2005年の発売と比較的新しいですが、若い人を中心に愛される定番銘柄になっています。
こちらはグレーンウイスキーを使用しない「ブレンデッドモルト」ウイスキーになります。
グレーンウイスキーを使用しないモルト100%のこちらは、さまざまな飲み方をしても味が崩れることなく安心感のあるボトルです。
コスパに優れていることや若い人をターゲットに含むカジュアルなマーケティングなどで成功をおさめ、バーのバックバーで見ることも多くなりした。
・グレンフィディック(スペイサイド)
・バルヴェニー(スペイサイド)
・キニンヴィ(スペイサイド)
注目すべきはシングルモルトとしてリリースされる機会がほぼないキニンヴィ蒸留所のモルトを使用しているところでしょうか。
グレンフィディックの爽やかな香りと、バルヴェニーのもつ豊かな甘さ、そしてそれらを結びつけるキニンヴィが仕事をしています。
誰が飲んでも、安心感を覚える味わい。
モルト100%のブレンデッドモルトが3000円少々で買えるのは、お財布にも優しいですね。
スコッチウイスキーの買取はお酒DEゴザルにおまかせください!
シングルモルトに比べて安価であることが多いブレンデッドウイスキーですが、限定品やオールドボトルになると高価なボトルも珍しくありません。
中には当時の価格の数倍になっているものもあります!
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