こんにちは、お酒買取専門店DEゴザル 博多駅前店です🐵
今日は世界各国のさまざまな蒸留酒のお話です。
世界のさまざまな場所で蒸留酒が作られ、飲まれています。
飲酒が日常的な国であればそのほとんどで国産の蒸留酒が作られているといっても過言ではありません。
最近はネットショップなどでマニアックなお酒も簡単に入手できるようになりました。
さまざまな国への海外旅行はなかなか難しいですが、現地で愛されているお酒を買って海外旅行気分を楽しむのもいいかもしれませんね!
今回ご紹介するのは、無数にある蒸留酒のなかのほんの一握りですがいくつか取り上げてみたいと思います。
目次
蒸留酒とは?
果実や穀物など、さまざまな材料を糖化させ、酵母の働きによってアルコールを発生させたお酒を醸造酒といいます。
その醸造酒を蒸留させたお酒が蒸留酒になります。
ワインやビールなどの醸造酒は度数5%~15%程度ですが、蒸留することによってアルコール度数を高めることができます。
蒸留酒の度数は40%~60%のものがほとんどです。(焼酎などは25%ですが加水によって度数が調整されています)
世界にはさまざまな蒸留酒があります。
有名なものだとウイスキー、ジン、ウォッカ、ラム、テキーラ、ブランデーなどがそれに類します。
日本の蒸留酒といえば焼酎でしょう。
しかし焼酎は原料が芋であったり米であったり麦であったりと様々です。
味わいも個性もさまざまですので「国産の蒸留酒」といった非常に広い意味を持つ言葉です。
世界のさまざまな蒸留酒
ピスコ PISCO
ブドウ果汁を原料とした蒸留酒です。
製法としてはホワイトブランデーに近いものがありますが、ペルー原産のものが「ピスコ」と呼称されています。
チリにもピスコはありますが、原産地呼称制度がしっかり定められているものはペルー原産もので本稿ではぺルーのピスコについての説明になります。
ペルーにおいて「ピスコ」を名乗るための様々な指定があります。
まず生産地はペルーリマ県、アレキパ県、イカ県、タクナ県、モケグア県の地域のみに限られています。
使用するブドウの品種も特定品種8種類と指定されています。
・アチョラード:複数の品種で作られたピスコをブレンドしたもの
・アロマティコ:単一のアロマティック品種から製造されたもの
・プーロ:単一のノンアロマティック品種から製造されたもの
また発酵途中に蒸留して作るモストベルデというピスコもあります。
※ノンアロマティック品種(ケブランタ、モジャル・ネグラ、ネグラ・コリエンテ、ウビナ)
アロマティック品種(イタリア、モスカテル、トロンテル、アルビージャ)
これらブドウの発酵液を単式蒸留酒で1度だけ蒸留して製造されます。
そのためブドウの香りをストレートに味わうことができます。
同じくブドウから作られるブランデーは樽熟成によってその魅力を高めますが、ピスコはよりフレッシュなブドウの香りを楽しめるお酒です。
キルシュヴァッサー KIRSHWASSER
主にドイツ南部やオーストリア、スイスなどで作られる蒸留酒です。
種子ごと潰したサクランボを発酵させて製造される無色透明のスピリッツで、フルーツブランデーの一種といえます。
製菓などでは香り付けとして使用されることがありますが、もちろんそのままストレートやカクテルなどにしても楽しめます。
ドイツでは食後酒として楽しまれています。
しっかりと味の濃いドイツ料理のあとに飲むキルシュヴァッサーは美味しそうですね!
ラク RAKI
トルコで最もポピュラーなお酒の一つにラクがあります。
ブドウをベースとしたスピリッツに、アニスの香りがついた蒸留所です。
ラク自体は無色透明ですが、水を加えると白濁する性質があります。
その様子からトルコ語で「アスラン・スュテュ」=獅子の乳と呼ばれています。
隣国のギリシャのウーゾというお酒も同様にブドウとアニスによって作られるお酒です。
アラック ARAK
中近東や北アフリカなどで作られる蒸留酒です。
アラックはアラビア語の[araq]から来ています。
これは「汗の雫」の意味。
蒸留器からアルコールがポタポタと滴る様子からとられら名称なのでしょう。
伝統的なお酒で明確な起源を遡ることも難しいほどです。
メソポタミア文明のおいての遺跡から蒸留器が発見されてます。蒸留器からアルコールが精製されるようになったのは9世紀ごろといわれていますが、それが現在のアラックの原型なのかもしれません。
非常に広義な呼称ですので、生産における細かな指定はありません。
ナツメヤシやブドウ、米やサトウキビなどさまざまです。
国によってさまざまなカラーをもってるのもアラックの魅力の一つです。
焼酎を「ジャパニーズ・アラック」といっても差支えはないかもしれません。
また東南アジアにおいてもアラックは生産されています。
カシャッサ CACHASA
ブラジル原産の蒸留酒です。
サトウキビを原産とすることからラム酒に似ている点も多くあります。
ピンガ、またはカニーニャと呼ばれることもありますが、ブラジル国内の地域的な呼称のようです。
サトウキビの絞り水を加水せずに直接発酵させ蒸留しアルコール度数を整えます。
広義のラムと捉えることもできますが、ブラジルでは「カシャッサはラム酒ではない」と明確に区分されています。
ピニャコラーダはブラジルで愛されているカクテルですが、これはカシャッサで指定されています。
まとめ
世界にはさまざまな蒸留酒があります!
ここで取り上げたものはほんの一例です。
世界的に愛されているお酒もあれば、現地で人に愛されている知る人ぞ知るお酒まで。
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